小学校で卵の実験

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校医をしている小学6年生に授業を行うためスタッフ12名全員で小学校に出かけてきました。この日はフッ素の大切さを教える授業で、卵の半分にフッ素を塗ってからお酢に入れ、塗っている側と塗っていない側でどんな差が出るかを観察してもらう実験です。卵にフッ素を染み込ませている間にむし歯の話や歯ブラシ指導なども行い、これから永久歯をむし歯にしないコツを楽しく勉強してもらいました。写真には出せませんが子どもたちのキラキラした眼がとても印象的です。
先日厚生労働省から発表された平成28年歯科疾患実態調査で12歳児のDMFTは何と0.2という数字が出ました。しかし15歳以上では3.1で相変わらず高い数字です。結局、小学生までのむし歯は少なくなりましたが、中高でどれだけむし歯を予防できるかが課題なのです。むし歯予防の授業を行う対象は小学校6年生が最も適しており、診療室で子どもたちに教えるより余程インパクトがあります。

何でもディスポ

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診療室内で使用する器材のほとんどを滅菌するかディスポにするかで感染予防に万全を期します。タービンを滅菌していないなどの記事が最近話題になりましたが、タービンを滅菌するのにどれだけの経費がかかっているのかは取り上げられません。まだ50%の歯科医院でタービンが滅菌されていないというのは驚きで残念ですがその分の経費を評価しない国の責任もあると思います。当院でも患者さんを迎える最低限の礼儀としてタービンその他を滅菌しあらゆるるものをディスポにしており、このスリーウェイシリンジの尖端もその一つです。そんな目でふと医局のテーブルの上を見るとビニールの袋に入った割り箸が大量に置いてありました。 スタッフが昼食時に使用していると聞いてびっくり、そこまでディスポにすることはないでしょう。ケチるわけではありませんが即刻マイ箸に変更するようお願いしました。

2017臨床歯科を語る会

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今年一番楽しみにしていた松井宏榮先生の講演が臨床歯科を語る会の全体会で行われました。スタディーグループ火曜会に入会してからの30年のお付き合いですが、先生の臨床をまとめて聴くのは今回が初めてでした。常に治療のゴールに妥協がなくスーパーテクニックで処置が行われていく症例発表はとても迫力があり、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。座長から最後にコメントを求められましたが突然のご指名に気の利いたことが言えず「若い先生方は決して真似をしないように」と言うのも忘れてしまいました。

虫歯は治療しましょう!

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地域連携の会議などでいつも会議室を使用させていただいている近くの総合病院に掲示してあったポスターです。昨日は介護職の方々向けに口腔内の機能や義歯の役割などについて話をしてきましたが、その帰りに病院の廊下でよく見慣れた歯の絵が目に止まりました。よく見てみると病院の感染制御チームが作った「虫歯は治療しましょう」というポスターです。この病院には歯科はありませんが、口腔内の細菌が全身の健康や病状の回復に影響するということは医科のなかでも当たり前の話になってきています。

定期健診のすすめ

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今回の掲示板テーマは「定期健診」です。医科で行われている定期健診や人間ドックなどは現在の自分の健康状態を表すだけで病気の発症予防ができるわけではありません。しかし歯科の定期健診で行われるフッ化物塗布やPMTCなどの予防効果は医療の中で唯一科学的根拠があるものだと言われています。定期健診を医院として患者さんに勧めるからにはしっかりとした結果を出さなければならず、医院にはよりプレッシャーがかかることになります。

平成28年度歯科疾患実態調査の結果

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6月2日に厚生労働省から平成28年度歯科疾患実態調査の結果が発表されました。6年ごとに調査が行われ(今後は5年ごと)、国から発表されるデータですので最も信頼できるものと捉えられています。今回8020達成者が50%を超えて歯科医師会の目標が達成されたことが大きく取り上げられていますが、今回の発表で私が一番驚いたのは12歳児のDMFTが0.2になったことです。これまで私は講演のなかで日本の12歳児のDMFTは1.4であり他の予防歯科先進国に近づいていると話してきましたがこれからは日本がすでにトップクラスになっていると話しても良いことになります。調査対象がどのように選別されたかの詳細は報告されていませんが今回口腔内が調査された12歳児は29名でそのDMFTが0.2であったことは間違いのない事実です。調査対象の少ないことが引っかかりますが私の医院に来院する子どもたちを診ていても12歳でう蝕のある子はほとんどいないのでこのような結果が出たことは頷けます。日本学校歯科医会の平成28年度の発表では0.84でしたのでそれを上回ったことは驚きです。

増え続ける川崎市の人口

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川崎市の人口がこの4月に150万人を突破しました。この後も人口は増え続けると予想され2030年にはピークとなり推計で158万7千人となると川崎市が発表しました。須貝歯科医院がある川崎駅西口もラゾーナ川崎の開業以来高層マンションが立ちならび、今後も新たな建設が予定されています。医院が開院した1988年当時は西口駅前には工場ばかりで何もなく寂しい町並みでしたがこの10年で様変わりしてしまいました。地方に講演に行ってこのような川崎市の状況をお話しするととても羨ましがられますが、たまたま縁もゆかりもないこの地に開院しただけなので幸運というほかありません。私もこの街の勢いに乗って2030年頃まで頑張っていきたいと思います。

サホライド

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我が国では数十年前から使われていて、歯が黒くなるからといって人気のないサホライドがいまアメリカで注目を浴びています。2016年7月11日の The New York timesで大々的に報道された他、多くの学会でそれを扱ったセッションが開かれてるそうです。アメリカではAdvantage Arrestという商品で2015年に知覚過敏用の薬剤として発売されましたが適用外のう蝕治療に多く使用されるようになりその効果の高さが注目されています。私の医院では開業以来臼歯部の隣接面にサホフロスとして使用しその効果を実感していますが、講演などで紹介すると「まだそんなの使っているの?」などという反応が多くあります。日本歯科保存学会からも今後は高齢者の根面カリエスなどに有効であるというポジションペーパーが出てくるようで、再びブームが訪れる予感がします。
https://www.nytimes.com/2016/07/12/health/silver-diamine-fluoride-dentist-cavities.html?_r=0

フッ素濃度改定

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歯磨剤に配合されるフッ素の濃度が改定されました。いままで我が国の歯磨剤フッ素濃度は1,000ppmまでに制限されており、諸外国より一段低い濃度の歯磨剤しか使うことができませんでした。この度厚生労働省から1,500ppmまでと規制が緩和され、やっと諸外国のレベルに追いつくことができました。さっそくサンスターから1,450ppmの歯磨剤が発売され、今後は他社からも高濃度フッ素配合の歯磨剤が続々と発売されてくると思われます。これでわざわざ海外から歯磨剤を買ってくる必要がなくなりました。

日歯生涯研修ライブラリー

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今年度の日歯生涯研修ライブラリーの抄録が届きました。最終ページに昭和53年度からのリストが掲載されているので講師の顔ぶれを見てみるとほとんどが大学教授陣で占められていました。そんな中、一般開業医でありながら3回も出演させられているのは私と恩師のK先生だけということがわかりました。
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Author:kanahakihei
街の普通の歯科医院

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