虫歯は治療しましょう!

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地域連携の会議などでいつも会議室を使用させていただいている近くの総合病院に掲示してあったポスターです。昨日は介護職の方々向けに口腔内の機能や義歯の役割などについて話をしてきましたが、その帰りに病院の廊下でよく見慣れた歯の絵が目に止まりました。よく見てみると病院の感染制御チームが作った「虫歯は治療しましょう」というポスターです。この病院には歯科はありませんが、口腔内の細菌が全身の健康や病状の回復に影響するということは医科のなかでも当たり前の話になってきています。

定期健診のすすめ

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今回の掲示板テーマは「定期健診」です。医科で行われている定期健診や人間ドックなどは現在の自分の健康状態を表すだけで病気の発症予防ができるわけではありません。しかし歯科の定期健診で行われるフッ化物塗布やPMTCなどの予防効果は医療の中で唯一科学的根拠があるものだと言われています。定期健診を医院として患者さんに勧めるからにはしっかりとした結果を出さなければならず、医院にはよりプレッシャーがかかることになります。

平成28年度歯科疾患実態調査の結果

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6月2日に厚生労働省から平成28年度歯科疾患実態調査の結果が発表されました。6年ごとに調査が行われ(今後は5年ごと)、国から発表されるデータですので最も信頼できるものと捉えられています。今回8020達成者が50%を超えて歯科医師会の目標が達成されたことが大きく取り上げられていますが、今回の発表で私が一番驚いたのは12歳児のDMFTが0.2になったことです。これまで私は講演のなかで日本の12歳児のDMFTは1.4であり他の予防歯科先進国に近づいていると話してきましたがこれからは日本がすでにトップクラスになっていると話しても良いことになります。調査対象がどのように選別されたかの詳細は報告されていませんが今回口腔内が調査された12歳児は29名でそのDMFTが0.2であったことは間違いのない事実です。調査対象の少ないことが引っかかりますが私の医院に来院する子どもたちを診ていても12歳でう蝕のある子はほとんどいないのでこのような結果が出たことは頷けます。日本学校歯科医会の平成28年度の発表では0.84でしたのでそれを上回ったことは驚きです。

増え続ける川崎市の人口

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川崎市の人口がこの4月に150万人を突破しました。この後も人口は増え続けると予想され2030年にはピークとなり推計で158万7千人となると川崎市が発表しました。須貝歯科医院がある川崎駅西口もラゾーナ川崎の開業以来高層マンションが立ちならび、今後も新たな建設が予定されています。医院が開院した1988年当時は西口駅前には工場ばかりで何もなく寂しい町並みでしたがこの10年で様変わりしてしまいました。地方に講演に行ってこのような川崎市の状況をお話しするととても羨ましがられますが、たまたま縁もゆかりもないこの地に開院しただけなので幸運というほかありません。私もこの街の勢いに乗って2030年頃まで頑張っていきたいと思います。

サホライド

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我が国では数十年前から使われていて、歯が黒くなるからといって人気のないサホライドがいまアメリカで注目を浴びています。2016年7月11日の The New York timesで大々的に報道された他、多くの学会でそれを扱ったセッションが開かれてるそうです。アメリカではAdvantage Arrestという商品で2015年に知覚過敏用の薬剤として発売されましたが適用外のう蝕治療に多く使用されるようになりその効果の高さが注目されています。私の医院では開業以来臼歯部の隣接面にサホフロスとして使用しその効果を実感していますが、講演などで紹介すると「まだそんなの使っているの?」などという反応が多くあります。日本歯科保存学会からも今後は高齢者の根面カリエスなどに有効であるというポジションペーパーが出てくるようで、再びブームが訪れる予感がします。
https://www.nytimes.com/2016/07/12/health/silver-diamine-fluoride-dentist-cavities.html?_r=0

フッ素濃度改定

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歯磨剤に配合されるフッ素の濃度が改定されました。いままで我が国の歯磨剤フッ素濃度は1,000ppmまでに制限されており、諸外国より一段低い濃度の歯磨剤しか使うことができませんでした。この度厚生労働省から1,500ppmまでと規制が緩和され、やっと諸外国のレベルに追いつくことができました。さっそくサンスターから1,450ppmの歯磨剤が発売され、今後は他社からも高濃度フッ素配合の歯磨剤が続々と発売されてくると思われます。これでわざわざ海外から歯磨剤を買ってくる必要がなくなりました。

日歯生涯研修ライブラリー

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今年度の日歯生涯研修ライブラリーの抄録が届きました。最終ページに昭和53年度からのリストが掲載されているので講師の顔ぶれを見てみるとほとんどが大学教授陣で占められていました。そんな中、一般開業医でありながら3回も出演させられているのは私と恩師のK先生だけということがわかりました。

子どもたちを健全歯列に導くための医院改革実践4日間コース

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初の試みで今回が最初で最後になるかもしれませんが8月から東京、大阪で上記の4回コースを企画しました。先週の講演会でもビックリするほど多くの参加者があり、多くの先生方が私の医院で行っていることに興味をお持ちであることがわかります。大したことを行っているわけではありませんが、毎日の診療で子供の頃から通っている患者さんたちが大人になっても来院してくれ、結婚してご家族を一緒に連れてきたりなどとてもうれしいことが多くあります。多くの方がきれいなお口の中で歯を大切にする大人になってくれています。そんなに高度なテクニックを用いているわけでもなく、生活の中に多くの課題を与えているわけでもないのにそれなりの結果が得られ、患者さんとも良い関係が続いています。難しいことは何もなく医院全体の取り組み方だけだと思いますのでそれらを4日間でじっくり伝えていきたいと思います。私が経験した多くの失敗をこれからの若い先生方が経験する必要はなく、システム作りにもあまり多くの時間をかけるのは無駄なので実際に医院で使用しているものなどを紹介し、多くのお土産も準備したいと思います。高級なフレンチレストランではなく気楽に入れる味の良い街の食堂を目指したいという先生は下記URLで詳細をご確認下さい。
https://www.gakusai.co.jp/sika/d-68.htm

340名出席の講演会

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4月16日の日曜日、ディーラー主催の講演会が340名の出席者の下、大宮ソニックシティで行われました。壇上から写真を撮影するのもおかしいので当日の写真はありませんが、この会場が8割りがた埋まり、壇上からの眺めはなかなかのものでした。これより大きな会場でもっと大勢の人の前で講演したこともありますがそれは他の先生方との共演で、今回のように自分一人の講演にこんなに多くの方々が集まってくれたのははじめてです。一昨年に出版した書籍や昨年から今年にかけて連載していた雑誌の影響と思われますが13,000円もする有料講演会にこんなに人が集まるとは驚きで、これが最初で最後のことと思われます。午前午後で5時間の講演でしたので画像を1,000ショット準備し最後はヘトヘトになりながら何とか終わることができました。皆さん最後まで熱心に聴いていただき感謝、感謝です。これで前半戦の論文執筆、講演会は終了でやっとゴールデンウィークです。

ガス滅菌器

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今まで3台のオートクレーブをフル回転させて器材の消毒滅菌を行ってきましたが、歯を切削するタービンの劣化にはうんざりしていました。回転が悪くなると歯の切削に時間がかかり患者さんにも術者にも良いことではありません。先日まとめて数本の修理を行いましたがウン十万円費用がかかりこんなことをこれから先も続けて行くわけにいきません。歯科ではひとりひとりの患者さんに対して多くの器材を使い捨てにし、滅菌を繰り返すことによって劣化する器材も多く使用します。経費のかかることですがどうしても必要なことです。そこでタービンの劣化が少なく、プラスチック製のものも滅菌できるというガス滅菌器を導入しました。滅菌消毒の工程が一つ増えてしまいましたが仕方ありません。この機会に現在回転の悪いタービンもすべて修理に出し、気持ちよく削りたいと思います。
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Author:kanahakihei
街の普通の歯科医院

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