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論文の執筆

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たまたまではありますが現在手元に2本の論文の校正原稿があります。大学の研究者でもあるまいし、街の一介の歯医者でこの事態は異常です。と言っても引き受けた自分が悪いのですが。講演会もいくつか控えていますがこの論文も含めそれぞれのテーマが違うので頭の中が混乱してしまいます。診療室では子どもの治療の横で入れ歯の治療や根管治療などとジャンルの違う治療を普通に行っていますが、いざ論文や講演の準備となるとさすがに同時進行は厳しいものがあります。論文執筆もすでに自分の為という時期は過ぎ、誰かの為になるのならと思って引き受けて書いています。講演も論文の依頼もそのうち来なくなるでしょうから、人のお役に立てるのも今が華と思って頑張らねばなりません。今年も残すところ3ヵ月ですが、こうして今年も終わっていきそうです。

書籍の売れ行き

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書籍を執筆してるので売れ行きは気になるところです。最近講演会が続いているのでその先々で宣伝させていただき、その効果もあって両書とも売れ行き好調との連絡をいただいています。青本は第3刷りまでいきましたので3,000部が売れたことになり歯科医の25人に一人に購入していただけたことになります。短い時間での講演ではなかなか思いのすべてを話すことはできないので講演を聴いて興味を持たれた方に手にとっていただければありがたく思います。講演会に出席された先生方との雑談の中で「夜に一杯飲みながら読んでいます」とか「子どもが起きる前の朝に読んでいます」などと聞くとこちらの意図した通りの読み方をされているなとうれしくなります。学術書ではないのでパラパラとページをめくっていただければ何となくイメージが湧いてくるという本です。

3歳児健診からみた当地区の歯科事情

 きょうは午後から役所で3歳児健診でした。歯科医師会の先生と2人で70人のお子さんを診ましたがdftは0.001でう蝕はほぼゼロでした。その一方で歯列不正のお子さんは多くいましたが残念ながらそのチェック項目はありません。今後もこの傾向は続き、当院でも既にそうであるように我々の仕事はう蝕予防から歯列の管理にシフトしていくことでしょう。現在川崎市は人口が増え続けており、お子さんの数も年々増えています。それに比べて歯科医師会会員の数は減ってきており今年になって2名の先生が閉院してしまいました。以前は1年に1回の3歳児健診の当番でしたが最近では1年に2回のペースになってきており1回の健診で診るお子さんの数も増えてきています。子どもの数が増えているだけではなく高齢者の数も増えてきており地域包括ネットワークの仕事も多くなってきています。このペースで歯科医師会会員数が減少していくと行政からの委託事業や地域の歯科医療に支障が出てくるのは間違いありません。会員の高齢化も進み、若い先生方の開業年齢も段々と遅くなってきている中で会員の先生方も役割分担をして必死で事業をこなしている状況です。歯科医院の数は多いと言われていますがどこの歯医者に行けば良いのかわからないという声も良く聞きます。厚生労働省の歯科医師数を減らす方針にいまだ変わりはない様子ですが、当地区ではすでに歯科医師不足の状況に陥ってきています。

リフレッシュして復帰

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還暦記念と開業30周年記念をかねて少し長めの休暇をいただきましたがパワーアップして仕事に復帰しました。旅先では同じようなことを考えている方にも出会い、まだまだこれから頑張っていこうという気持が湧いてきました。9月からは月に数回ペースで講演があり、新たなテーマのものも依頼されているのでひとつひとつしっかりとこなしていきたいと思います。診療室では新たに歯科衛生士を1名増員し、予約がなかなか入らずにご迷惑をおかけしていたメインテナンスの患者さんをより多く診るられるようになってきました。それぞれのスタッフのレベルも高くなりマンパワーも充実している時期ですので同じ時間でより内容の濃い診療ができるように頑張っていきたいと思います。

新刊発売

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8月に新刊が発売されました。前著青本の歯科衛生士向けの本で当院で行っている子どもたちへのメインテナンスのノウハウをまとめたもので、女性向けを意識してピンクの表紙になっています。人に教えられるほど自院で行っていることが良いとは思っておらず、いまだに日々改善しているところですがご依頼がありましたので発刊のはこびとなりました。青本の姉妹本として両方とも購入していただければと思っています。現在、還暦記念、開業30周年記念で少しだけ長めの夏期休暇中です、スタッフがその記念に私のフィギュアをプレゼントしてくれました。デスクの前に置いてありますがジロッと見られているようで何だか気持が悪いです。

まだ何も成し遂げていない

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今年の臨床歯科を語る会で金子一芳先生による「補綴臨床の60年」というタイトルの最終講演を拝聴しました。導いてくれた先人はいたかもしれませんが斬新な発想で何もないところからここまで歯科臨床を築き上げた60年の軌跡はとても興味深く、重い内容で多くの刺激を受けました。もし同じ世代として生まれていたら自分に何ができただろうかと考えさせられます。金子先生が示した道標に導かれながら先日開業30周年を迎え、ある程度の達成感に安穏としていましたが「まだ何も成し遂げていないじゃないか」とハッパをかけられた気がしました。

口腔内写真撮影練習モデル

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昨年度に1回限りと思って開催した臨床セミナーを今年もやることになってしまいました。第1回目は口腔内写真撮影の練習です。実際に人を使ってやるのが一番勉強になりますがモデルになっていただく方に申し訳ないので今年は撮影用練習モデルを3個用意しました。上下模型にシリコン製の口腔粘膜を取り付けられることがわかったのでホームセンターに行って取り付け金具を調達しテーブルに固定して使用することにしました。
長期にわたって一人の患者さんを診ていくのに口腔内写真を残しておくことは大切なことです。平凡な診療を毎日行っている私に講演の依頼がくるのも臨床の記録をマメに撮っているからで、それがなければ人前で何の話をしても面白くありません。口腔内写真があれば患者さんにもわかりやすく説明もできます。口を酸っぱくして口腔内写真の重要性を唱えても臨床に定着させてくれるのはセミナー受講者の半分にも満たないのが現状です。それにもめげず、今年は気兼ねなく撮影練習ができそうなので定着率アップを期待しています。

嚥下の評価

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地域包括の会合に出かけるとケアマネージャーの方から「歯医者さんで嚥下の評価をしてもらえますか?」とか介護士の方から「この歯の状態だとどんな食形態が良いですか?」などの質問を受けることがよくあります。残念ながら私を含めほとんどの歯科医師がこれらの質問に答えることができません。これは医科の先生方も同様です。いつも口の中を診ているのでこれからは歯医者の方がこちらを担当することになりそうですが、いままで咬合紙の当たりや義歯内面の適合状態ばかり診てきたのでそう簡単にはいきません。嚥下の評価に簡便な方法で「パ・タ・カ」が1秒間に何回発音できるとか、空嚥下が何秒おきにできるとかを計測しますが、飲食中に実際にムセがあるかどうかを観察する方が重要な気がします。担当する施設の入所者に対してアセスメントでこの計測をすることになっていますがいままでかなり適当だったのでこの計測器を購入して正確な数字を出せればと思います。ビックリするお値段ですがそれ程の価値があるかどうかはなはだ疑問です。

頑張ろうよ昭和30年代前半生まれ

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還暦をむかえて半年が経ちこれから頑張ろうかと思っていた矢先、各方面で60歳あたりの方が問題を起こし世の中で吊し上げられています。いろいろな事情があるとは思いますが受け答えに潔さのないのが残念です。終戦から10年経った頃にこの世に生を受け、戦中世代の影響を受けて育ってきた人間関係を含めた環境と今の時代とのミスマッチが大きな問題なのだと思います。やるべきこと、やったほうが良いこと、やらない方が良いこと、やってはいけないことの基準が変わってきています。歯科界では上の世代から多くの負の遺産を引き継ぎましたが大切なことも教えていただきました。ここにきてかなり名誉回復ができてきたと思いますのでこの歯科界の環境を少しでも整えて次の世代にバトンタッチできるようにするのが我々世代の責任だと思っています。

いつまでも口から食べられるように

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参加している川崎南部摂食嚥下・栄養研究会が主催する市民公開講座が開催され、定員を超える170名の参加者があり盛会に終わりました。月1回のペースで多職種のメンバーが集まり、最後まで口から食べられるにはどうしたらよいのか、どのように医療や介護の環境を整えていけばよいのかを話し合っています。超高齢社会において健康寿命を伸ばすことが重要課題となっており、歯科がどう関われば良いのか漠然として頭がもやもやしていました。今までいろいろなアプローチが行われてきましたが結局のところ要介護の状態になっても最期まで口から食べられることを誰もが望んでおり、医学的にも生命を維持していくためにそれが最も大切であることをどの職種も認めるようになってきました。そこを支えるために歯科は何ができるのか?という我々の役割もはっきりしてきました。
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Author:kanahakihei
街の普通の歯科医院

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