昭和30年代の適合

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昭和34年12月25日にジーシー(株)から出版された東京医科歯科大学教授石原寿郎先生の著書「鋳造冠」に載っているエックス線像です。マージンが適合していて今の時代の先生方でも負けている先生がほとんどではないでしょうか。フロスの引っかかるようなクラウンを入れておいてフロスの使用を勧めるのもおかしな話です。当時に比べれば機材の進歩は著しいのに保険診療だからといってマージンの不適合なクラウンを入れていたのでは昭和30年代のレベル以下の診療です。来院される多くの患者さんの補綴物は適合不良のものが多く本当に嘆かわしいことです。補綴物の適合にこだわってきた先生が少なくなってきたのでCADCAMでも何でもいいというのが今の流れなのでしょうか。

棚の設置

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勤務医のデスクが狭いので上に棚を作りました。前面が石膏ボードで強度不足のため上の梁にアンカーを打ち込んでワイアーロープで吊すことにしました。何度やっても感じますがコンクリートのドリリングはインプラントよりも断然難しいです。

歯のはえかた

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今回のテーマは正常な歯の生え替わり方です。成長の各ステージの正常像がありますがそれを知っていただくことによって今ご自分のお子さんがどんな状態かを確認していただければと思います。幸運にも乳歯の時から理想的な状態でそのままきれいな永久歯列になるお子さんもいます。しかし成長の各ステージの異常はそのまま改善することはありません。固いものを沢山噛めばアゴが大きくなって自然に歯並びが良くなると思っていてもそう簡単にはいきません。それぞれのステージで正常に近づけることが大切です。

食べる力

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書店で見つけた新書です。作者はジャーナリストの方ですが、もともとは胃瘻について取材を続けるうちに患者が食べられないのではなく食べさせないようにしているのが医者や病院だということがわかったということから話は始まっています。食べる力を維持し引き出すのは歯科医の仕事であるということが書かれておりこの分野に早くから取り組んでこられた先生方の業績が数多く紹介されています。「食べること」の専門家であるべき歯科医師は自分の入れた義歯で患者さんがどのように食事をしているのかをほとんど見てきませんでした。そのため義歯の装着時に指導するのは着脱の仕方や清掃法くらいで食べ方を教えることはありません。次の調整時にも咬合状態や粘膜面の当たりを見るくらいで何が食べられたか食べられなかったを聞くようなこともありませんでした。こういった内容の本が多く出版されるようになり、私が出席している地域包括ネットワークの会議でも医師の先生方から「食べることは歯科医にやってもらいたい」などの意見も出ていますので「食べること」にかかわる機会は今後より多くなってくることでしょう。子どもたちの筋機能訓練にもかかわることですので、まずは診療室から始めなければなりません。

招き猫

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招き猫の置物が仲間入りです。横浜タカシマヤで1/25〜1/31まで作者の田辺ヒデキさんの「元気が出る人形展」が開催されています。楽しい人形が沢山あってとても心が和みます。

2016年12月の掲示板

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現在歯の治療を受けていて実感しますが、歯の本数は上下で28本揃えておくことが大切です。

根管治療開始

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問題だった左上5の根管治療が始まりました。30年ぶりの歯科治療ですが冠やコアー除去時の音や振動はかなりのものがあります。特にこの歯が1本ないだけでこんなに噛みにくいとは思いませんでした。患者さんが何本も歯がないのを放置しているのは信じられません。久しぶりの歯科治療で患者さんの気持ちがよーくわかりました。

人の歯を治している場合では

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自分の歯の左上5が大変なことになっています。歯が痛くて朝目を覚ます日が何日か続いたのでエックス線を撮影すると左上5の根尖部に病変がありCTを撮影すると上顎洞底が破壊されて歯性上顎洞炎になっています。人の歯を治している場合ではありません。

どう思いますか

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無断転載が禁じられていますがわれわれの業界にとっては重要な記事ですので無断で載せます。前々回の記事で「患者様」の投稿を取り上げましたが昨日の朝刊でその投稿についての意見が特集されて掲載されました。4名の方がすべて「患者様」はおかしいという意見で、皆さんが医療従事者でなく患者側の立場であることが注目されます。いつから始まったことかわかりませんが「患者様」は日本独特の呼称であり、穿った見方をすれば古くからの医者患者関係を変えることで医療費を少しでも抑制させようとする厚労省の策略だったのかもしれません。これに乗せられてしまった医療機関は本当にお気の毒です。根管充填やマージンもピッタリできないのに「様」をつけたところで何が得られるのでしょうか。

市民公開講座2016

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今年も地域の多職種で行う市民講座が開催されました。今年のテーマは「みんなで支える認知症」です。診療室にも多くの認知症の患者さんが来院されるようになりました。以前から来院されていた患者さんが認知症を発症されたり、ご家族から相談されて来院されるようになったりといろいろなパターンがありますが、「認知症でも診ていただけますか?」と申し訳なさそうに相談されるのがとても気の毒です。特養施設にかかわるようになってスタッフも私も認知症の患者さんへの対応も十分できるようになってきました。歯科医師会も受け入れ体制を整備しており、地域包括ネットワークの中で他職種に遅れを取らないようにしていかなければなりません。
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Author:kanahakihei
街の普通の歯科医院

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