ガイドライン

2017828.jpg
ある学会のガイドライン作成のためのパネル会議に開業医代表の一人として出席してきました。一つの処置に対して学会として推奨できるかどうかを世界中の文献を検索してそれを評価し、そこから得られたものをもう一度各分野の代表者から意見を聞いてどのレベルで推奨するべきかを決めるという気の遠くなるような作業です。臨床的な経験や感覚も大切ですが研究から得られたエビデンスも知っておかなければなりません。一つのガイドラインを作るのにこんなに大変な作業があることを知り、研究者の地道な努力に頭が下がる思いで一日を過ごしてきました。

小学校で卵の実験

2017719.jpg 20177192.jpg
校医をしている小学6年生に授業を行うためスタッフ12名全員で小学校に出かけてきました。この日はフッ素の大切さを教える授業で、卵の半分にフッ素を塗ってからお酢に入れ、塗っている側と塗っていない側でどんな差が出るかを観察してもらう実験です。卵にフッ素を染み込ませている間にむし歯の話や歯ブラシ指導なども行い、これから永久歯をむし歯にしないコツを楽しく勉強してもらいました。写真には出せませんが子どもたちのキラキラした眼がとても印象的です。
先日厚生労働省から発表された平成28年歯科疾患実態調査で12歳児のDMFTは何と0.2という数字が出ました。しかし15歳以上では3.1で相変わらず高い数字です。結局、小学生までのむし歯は少なくなりましたが、中高でどれだけむし歯を予防できるかが課題なのです。むし歯予防の授業を行う対象は小学校6年生が最も適しており、診療室で子どもたちに教えるより余程インパクトがあります。

虫歯は治療しましょう!

2017622.jpg
地域連携の会議などでいつも会議室を使用させていただいている近くの総合病院に掲示してあったポスターです。昨日は介護職の方々向けに口腔内の機能や義歯の役割などについて話をしてきましたが、その帰りに病院の廊下でよく見慣れた歯の絵が目に止まりました。よく見てみると病院の感染制御チームが作った「虫歯は治療しましょう」というポスターです。この病院には歯科はありませんが、口腔内の細菌が全身の健康や病状の回復に影響するということは医科のなかでも当たり前の話になってきています。

増え続ける川崎市の人口

201764.jpg
川崎市の人口がこの4月に150万人を突破しました。この後も人口は増え続けると予想され2030年にはピークとなり推計で158万7千人となると川崎市が発表しました。須貝歯科医院がある川崎駅西口もラゾーナ川崎の開業以来高層マンションが立ちならび、今後も新たな建設が予定されています。医院が開院した1988年当時は西口駅前には工場ばかりで何もなく寂しい町並みでしたがこの10年で様変わりしてしまいました。地方に講演に行ってこのような川崎市の状況をお話しするととても羨ましがられますが、たまたま縁もゆかりもないこの地に開院しただけなので幸運というほかありません。私もこの街の勢いに乗って2030年頃まで頑張っていきたいと思います。

フッ素濃度改定

2017516.jpg
歯磨剤に配合されるフッ素の濃度が改定されました。いままで我が国の歯磨剤フッ素濃度は1,000ppmまでに制限されており、諸外国より一段低い濃度の歯磨剤しか使うことができませんでした。この度厚生労働省から1,500ppmまでと規制が緩和され、やっと諸外国のレベルに追いつくことができました。さっそくサンスターから1,450ppmの歯磨剤が発売され、今後は他社からも高濃度フッ素配合の歯磨剤が続々と発売されてくると思われます。これでわざわざ海外から歯磨剤を買ってくる必要がなくなりました。

日歯生涯研修ライブラリー

2017424.jpg
今年度の日歯生涯研修ライブラリーの抄録が届きました。最終ページに昭和53年度からのリストが掲載されているので講師の顔ぶれを見てみるとほとんどが大学教授陣で占められていました。そんな中、一般開業医でありながら3回も出演させられているのは私と恩師のK先生だけということがわかりました。

人気の職業

20170315
http://money.usnews.com/careers/best-jobs/rankings
アメリカで一番人気のある職業は「歯科医」であるという話はよく聞きますが今月の保険医協会の雑誌にもそんな記事が掲載されていました。国の事情が大きく関係しているとは思いますが、私自身もこんなに良い仕事はないと思って毎日診療しており、本当に歯科医になって良かったと思っています。超高齢社会の中で子供から高齢者まで歯科医に求められる仕事は多くなり、全身の健康に大きく寄与しています。現在最も数が多い50代、60代の歯科医が引退した後は歯科医が足りなくなることは明らかです。数字では歯科医師数は飽和状態のように報道されていますが美容系の歯科医が多くなり、本当に身体の健康に関われる能力のある歯科医師は少なくなってきています。今から10年も経つと「歯科医」が我が国でも人気の高い職業になるのではないかと思っています。

昭和30年代の適合

2017217.jpg2017.jpg
昭和34年12月25日にジーシー(株)から出版された東京医科歯科大学教授石原寿郎先生の著書「鋳造冠」に載っているエックス線像です。マージンが適合していて今の時代の先生方でも負けている先生がほとんどではないでしょうか。フロスの引っかかるようなクラウンを入れておいてフロスの使用を勧めるのもおかしな話です。当時に比べれば機材の進歩は著しいのに保険診療だからといってマージンの不適合なクラウンを入れていたのでは昭和30年代のレベル以下の診療です。来院される多くの患者さんの補綴物は適合不良のものが多く本当に嘆かわしいことです。「手仕事の医療」のなかでこのような冠が「国辱的金冠」と表現されていますが今から60年も前に補綴物のあるべき姿を的確に表現されていた先生がいたことは驚きです。国家試験は難しくなっていますがモラルの向上のほうが求められます。

根管治療開始

20161121.jpg
問題だった左上5の根管治療が始まりました。30年ぶりの歯科治療ですが冠やコアー除去時の音や振動はかなりのものがあります。特にこの歯が1本ないだけでこんなに噛みにくいとは思いませんでした。患者さんが何本も歯がないのを放置しているのは信じられません。久しぶりの歯科治療で患者さんの気持ちがよーくわかりました。

人の歯を治している場合では

20161111.jpg
自分の歯の左上5が大変なことになっています。歯が痛くて朝目を覚ます日が何日か続いたのでエックス線を撮影すると左上5の根尖部に病変がありCTを撮影すると上顎洞底が破壊されて歯性上顎洞炎になっています。人の歯を治している場合ではありません。
プロフィール

kanahakihei

Author:kanahakihei
街の普通の歯科医院

カテゴリ
リンク
QRコード
QR