ガムの掲示板
態癖
ホームページ一新
ホームページのデザインを一新しました。昨年から今年はじめにかけて講演や研究会での発表、原稿の締め切りなどに追われて多忙な毎日が続きました。やっと一段落したところで3.11の東日本大震災がおこり、その後の原発事故、電力不足による計画停電、ガソリン不足などでとても穏やかに診療が出来る状態ではありませんでした。診療がまともにできない分、自由になる時間ができたので休眠状態になっていたHPを作り直すことを考えました。ファックスやメールには盛んに「ホームページで増患対策」の売り込みがありますがそのような会社で作られた歯科医院のHPには全く興味はありません。以前から検索サイトに海外の都市名とdentistなどのキーワードを入れて海外の歯科医院のHPをチェックすることを時々やっていましたが、こんな時なのでまとめてそんな時間を取ることができました。はずれがほとんどですが国内では見られない斬新なものも時々見つけることがあり参考になります。それらを見ながらでてきたイメージをphotoshopで作り、お願いしている管理者に作成していただきました。中身は何も変わらないのでまだ未完成ですが過剰広告、自画自賛のHPだけにはしたくありません。ちなみにHAWAIIKAIのロゴは歯愛会のことを意味していますが理解していただけるでしょうか?
http://hawaiikai.jp
http://hawaiikai.jp
待合室掲示板


年に3,4回ですが待合室の掲示板をスタッフが交代で更新しています。先日まではシーラントについて、現在は酸蝕症の話題になっています。どれも担当者が知恵を絞って製作していますので新たに掲示した時にはどれくらいの人が見ているかは気になるところです。
最近はフッ素入りの歯磨剤が普及しブラッシングの習慣も浸透しているので実質欠損をともなう大きなう蝕を見つけることは少なくなりました。その影響で小窩裂溝直下の不顕性う蝕は多くなり、それを見つけられない歯科医も多くなってきました。虫歯も見つけられない歯医者っていうのはどうなんでしょうか?当院では永久歯の萌出直後にシーラントを行い不顕性う蝕にならないように注意しています。
まだ二十代、三十代なのにエナメル質が欠損し、物を咬むとしみたり痛いと訴える患者さんがいます。単なる知覚過敏や咬耗と片付けていましたがどうもそうではなさそうです。そういう患者さんの話を良く聞いてみると、黒酢や梅肉エキス、柑橘類、またはそれらを使用した飲食物、コーラ、スポーツドリンクなどの取りすぎと直後の熱心なブラッシングが原因ではないかと疑うようになってきました。間違った食生活やブラッシングへの注意を喚起する目的で酸蝕症を取り上げてみました。
のど飴

プラークコントロールは素晴らしいのに隣接面カリエスができてしまう方や、突然すべての歯に根面カリエスを作ってしまう方がいます。そのような患者さんの生活習慣を聞いてみると仕事中に砂糖入りのコーヒーや紅茶を飲み続けていたり、最近のどがイガイガしてのど飴を常用していると答える方が多くいます。のど飴のお世話になったことがないので知りませんでしたが先日ドラッグストアーでのど飴のコーナーを覗いてみると沢山の種類ののど飴が売られているのに驚きました。コンビニでも同様でしたので世間ではかなり一般的なものなのだなと再認識させられました。一番の問題は「のど飴」という言葉のイメージが一般の方には健康にプラスになるものと錯覚されてしまうことで、お菓子の飴をなめるのとは違う感覚で使われてしまっています。飴をなめるのは虫歯の原因になり良くないことだとずーっと患者さん達に言い続けているのでお菓子の飴をなめるのには多少の罪悪感を感じてもらえます。しかし「のど飴」ということばでその呪縛から解放されるのかも知れません。アメリカからフッ素を取り寄せたりして苦労して医院全体でカリエス予防に取り組んでいるのに「のど飴」ごときにやられてはたまりません。いろいろと探してみれば砂糖が入っているものと入っていないものがあるので虫歯になりやすいものなりにくいものということで院内で紹介することにしました。購入時に多少でも意識してもらえればと思います。