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医科から歯科へのメッセージ

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地域歯科医師会主催の講演会で2週にわたり二人の医科の先生の講演を聴く機会がありました。そこで医科から歯科への熱いメッセージをいただいたように思います。一つ目は「医科になくて歯科にあるのは患者さんが連続していることでその特性を是非活かして欲しい」ということでした。30年も続けて通ってくれている患者さんや四世代に渡って来院しているご家族がいたり患者さんと永くかかわることが歯科医療だと思っています。糖尿病のお婆さんが孫を糖尿病にしたくないと医院に連れてくるご家族はいませんが入れ歯のお婆さんがお孫さんがそうならないように歯科に連れてくることはよくあることです。これからの時代を背負う子どもたちをしっかり診ていかなければなりませんし将来母となる女の子にはしっかりとした健康観を植え付けていかなければなりません。二つ目は「歯科の先生は形にこだわるのではなく、良く噛んで上手く飲み込むという機能にもっと注目して欲しい」ということでした。脳のCT像に注目しても頭の形や髪型を診る医者はいないでしょう。歯の色や形よりもしっかり噛めて永持ちすることが大切ですし、そのなかのエックス線像の方が大切です。形態が咀嚼機能に関わることまでは医科の先生にはわからないとは思いますが、歯科はこれらのメッセージをしっかり受け止めていかなければなりません。

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Author:kanahakihei
街の普通の歯科医院

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