マイクロモーターの改造




あるルートの提供品として手に入ったマイクロモーターでしたが開封してみるとユニットのタービンホースに接続して使用する構造になっていて、期待してた訪問診療には使えないものでした。当院で使用しているヨシダ製のタービンホースともカップリングが異なっていてどうしたものかと思っていました。しかしスイッチのON/OFFくらいはなんとかできるのではないかと思い、分解して配線を確認することにしました。エアーの圧でON/OFFが切り替わるようになっていたので、それを壊して中を確認しましたが残念ながらどこをつなげばONになるのか簡単にはわかりません。半ば諦めていたところ、たまたまドライバーがどこかに触れた瞬間、マイクロモーターが回り始めました。それをどこだ!どこだ!と何とか探し出してON/OFFの端子を見つけてからの作業はトントン拍子で進みました。エアーのカップリングを除去して電気プラグに置き換えて配線ハンダ付けを行い、フットスイッチでON/OFFができるように改造しました。見事に40,000回転でマイクロモーターが回転した瞬間は一緒に手伝ってくれた林先生と大喜びしました。タダより高いものはないいと云い、まさにその通りの苦労となりましたがこの達成感は何ものにもかえがたいものがあります。携帯用のマイクロモーターの回転数は30,000回転以上のものはなかなか見つからないので、このマイクロモーターは訪問診療先で大いに活躍してくれるものと期待しています。