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「X線写真クイズ」鷹岡竜一先生著

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  サブタイトルに「1枚のデンタルから何を読み取るか?」という臨床診断の根幹にかかわることばが記された著書が上辞されて1年になります。こういう本が多くの歯科医師に読まれるようにならなければ日本の歯科界の将来も明るくならないだろうと思い、自分の本だけでなくこの名著の売れ行きも気になるところです。そんな時に息子から、勤務している大学病院で本書を購入して読んでいる同期の医師がいたと聞いて本当にうれしくなりました。誰かに薦められたのか、書籍を手にとって面白いと感じて購入したのか、いずれにしろ素晴らしいことで頼もしい限りです。
 腰痛と足のしびれがひどくなり歩くのもきつくなってきたので15年ぶりに病院というところを受診し、腰部脊柱管狭窄症という立派な病名をいただきました。はじめに自宅近所の整形外科を受診しエックス線診断を受けましたが、そのエックス線があまりにも不鮮明でこんな画像で良質な医療は受けられないだろうとすぐに転院することにしました。次に受診した医院のエックス線は比べものにならないくらいきれいでその説明も良く理解できました。リハビリの内容もまったく異なり、かなり症状は改善してきてあとは自分の心がけ次第というところまできています。
 歯科医院でもろくなエックス線写真しか提示できないようなところでは良質な歯科医療は絶対に受けられないと自信をもって言い切れます。鷹岡先生クラスのエックス線はなかなか撮影できませんが当院でもエックス線の画像診断には力を入れており、鷹岡先生が通ってきた道と同じように自院の代々の勤務医のはじめの仕事はエックス線写真の整理となっています。若い先生方には是非手にとって斜め読みすることなくひとこと一言をしっかり理解して読み進めてもらいたいと思います。

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