嚥下障害と薬の関係

地域包括の活動で所属する研究会が主催した講演会をwebで開催しました。神奈川県下で摂食嚥下にかかわる多職種の約380名の方々に聴講していただきました。使用してる薬剤が原因で嚥下障害や誤嚥性肺炎が生じているケースがあるのではないか、錠剤などを粉砕して投与すると正しい薬効が得られない可能性がある、服用する薬剤の副作用を消すために他の薬剤を投与するというポリファーマシーの問題など薬にまつわる多くの話題が提供されました。歯科の臨床で投与する薬剤は限られていているので処方する側にならないとその薬剤の特性についての知識は深まりませんが来院する患者さんは色々な薬剤を服用しているので薬剤の知識の必要性をあらためて感じる講演会になりました。投与する薬剤を決める側、調剤する側、飲ませる側、飲んでる患者をケアする側、治療する側など多職種が知恵を出し合って薬剤の投与をする必要性がありそうです。門外漢の身で座長を任じられましたが素晴らし演者の講演に助けられ無事に講演会を終了することができました。